自衛隊の存在意義 |
- 04: 名前:HMS投稿日:2004/11/14(Sun) 20:24
- 天津風さん、こんにちは。
>1、日本が国産で航空機を作ればアメリカの収入が減る。
>2、共同開発なら金が入る。
これはまとめて。
研究開発コストよりも技術供与料のほうが金の入る率が高い
ことは別スレで述べています。一番金になるとされる電子機器
はB.B.化されるか自主開発するかしかないのですから。
電子機器類にはB.B.が数多く搭載されるため、基本コンポー
ネントの製造だけ。しかも、B.B.が絡む修理に至っては、B.B.情
報アクセス料、B.B.解体料、技術料、部品料、技術者派遣料、
B.B.組立料及び人件費が絡む、ライセンス元から見ると莫大な
利益を生むビジネスになってしまいます。
>3、F-16UD以上の性能を「日本の航空技術」に期待。
機体構造はボーイング777等の生産分担のように日本
の技術が高いですが、エンジンなどは期待するようなレベル
ではありませんよ。それにFCSなどはどのみち自主開発する
のですから。
>ここまで分かっていてまだアメリカの言いなりですよ。
>海外に出したいとは思いませんがこれについてはどう思いますか?
全ての部品及びコンポーネントを材料レベルからライセンス生産国
にて生産可能であるならばともかく、現実はそんな事を許しません。
どこかにB.B.(=Black Box)やライセンス外品が含みます(金額的な問
題もあります)。多かれ少なかれね。
で、確実な実用化をめざすのに国産という選択肢がとれたかどうか
を考慮せねば、別に米国以外の国でも同種の実例は発生しますよ。
ちょうど元が海保の板なんで、サーブ340なる欧州製航空機の実情
が米国と比べてどれほどの違いがあるのか、お調べになることをお勧
めします。
では、どうすれば良いのか。非常に簡単なことで、より有利なライセ
ンス生産条件を勝ち取れば良い。合い見積もり以外の方法でです。
|
|