海上保安官 海上保安庁

女性海上保安官を目指す

女性海上保安官を目指すには
海上保安官の採用試験には、警察官採用試験と違って男女の区分はありません。男性と一緒に海上保安大学校もしくは海上保安学校の学生採用試験等を受験します。ただし学科試験の内容は同じですが、体力的、身体的には男女の差があるため、身体検査、体力検査の合格基準は男性より低くなっています。合格者にしめる女性の割合は、10パーセント前後です。

詳しくはOff Shore Dream 海上保安庁受験をご覧ください。

学生に採用されると
海上保安大学校、海上保安学校の学生に採用されると、海上保安大学校・海上保安学校に入学し、男性と同じように全員が寮生活を送ります。各学校には女子寮があり、必要時以外は出入口は施錠されています。学校入学後1年~4年間、授業・訓練を行い、一般海上保安官・幹部海上保安官として必要な知識・技能・体力を身につけます。訓練の内容は男性とほぼ同じです。卒業後は船舶に配属になる方は主に大型船に配属になります。これは大型船だと女性用設備も確保しやすいからだと思います。地上勤務となる方は、各海上保安部や交通センターなどにも配属になります。

詳しくはOff Shore Dream 海上保安庁ナビゲーション 海上保安官をご覧ください。

課題
高倍率の試験を突破し、各学生に採用されても、授業・訓練の内容をよく知らないまま採用に応じ、自分の考えていたことと現実とのギャップから、入学式までに辞職(初めから採用を辞退した形をとる場合もあります)してしまう方の割合が男性よりも若干高めです。採用前に授業・訓練の内容等をよく理解し、自分に合っている仕事か見つめ直すことも必要かと思います。

また、すでに特別警備隊やヘリコプターの操縦士に女性海上保安官が配属されていますが、今後どこまで男性海上保安官と同じレベルの仕事をさせていくか検討していく必要があります。

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