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女性海上保安官の仕事 |
- 12: 名前：たまたま通りかかった保安官より投稿日：2005/09/12(Mon) 21:37
- 皆様こんにちは。
たまたま見ていたら、海上保安官の採用等に関し、
一部事実と異なる記載が一部あるように感じましたので、
書かせていただきました。
●女性の海上保安官のいわゆる「枠」 【枠なんてありません！！】
警・官や・衛官等「女性○○官募集」と女性を限定して募集していない
「海上保安官の募集」には、女性の採用に関して「枠」は一切ありません。
もうすぐ一次試験でしょうが、安心して試験勉強に集中してください。
海上保安大学校、学校学生採用試験は国家公務員採用試験です。
人事院に問い合わせれば自分の得点や順位もわかりますので、｢枠｣が無い
ことが公式にも把握できます（情報公開は手続きに基づき適正になされます）。
大切なのは、女性自身が自分に限界を設けないで、「人間」として
海上保安官を志していただきたい、これを認識してほしいと思います。
結局「枠」があるとか「女性は成績がよい人だけが採用される」
と考えているのは女性の甘えもあるかもしれませんし、（という私も女性で
海上保安官を１０年以上しています）女性の採用を始めてもう２０年以上に
なるというのにいまだにマイノリティー（２％くらいしかいない）であることも
そう思えてしまう理由にあるかもしれません。
「女性だから最前線に出られない」ということは必ずしもありません。
ただ、やはり女性と男性の「区別」もあることは事実なので、いろいろな
業務を実施する過程で、「男性・女性」という意味で納得できないことに直面
することもあることもありますが、とにかく今の熱い気持ちを忘れず、海保に
骨を埋める気持ちでがんばってください。
現場最前線の巡視船の航海長、巡視艇の船長、航空機の機長、語学を
駆使しながら犯罪の取締り等に従事する国際捜査官、あるいは陸上部署の要職等、
実際複数の女性がその職を勤めています（海猿の原作者作の別のマンガ
「トッキュー」でもヘリコプター機長（女性）が出てましたよ（笑）。
研修や外国への出張などの機会も男女に関係なく、「海上保安官」として
きちっと仕事を務めている人が行っています。自分に甘えず、納得できないことに
直面しても明るく前向きに頑張って結果を出してきている人は、男女の区別では
なく｢海上保安官｣として警備や救難の最前線で活躍しています。
海上保安学校は在学中に取得しなければならない資格が多く、特に情報シ
ステム過程は２年間で複数の資格試験等があり、特に在学中は法律関係の
他に、物理や数学などの勉強が多く大変だと思います。が、どんな仕事でも
勉強はしなければならず辛いもの。
是非へこたれず乗り越え、海上保安官になって一緒に頑張りましょう！
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