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  国際捜査官について

04: 名前:よびひん投稿日:2005/01/14(Fri) 01:11
国際捜査官は、ロシア語・中国語・韓国語については
・語学研修(於保安大学 1年間)に行く
・部内検定(語学検定)で初級以上を取得する
のいずれかを経て、任命されます。

タガログ語、ベトナム語など、他の言語については本部で査定された上で任命されます。
それ相応の語学力は要求されると思います。挨拶程度では任命されません。
(実際、私は露・韓・中語以外はどれ位の実力が要求されるか良くわかりません。)

ちなみに、語学研修はキツイものがありますよ。
ちょっと込み入った職務質問程度の語彙等を覚えて研修を終えても、
現場に復帰した翌日に、頑強に否認する被疑者に出くわすかもしれません。
つまり、卒業を目的とする学校と違い、研修終了時点がスタートラインです。
「初心者ですから」「勉強不足で」の言い訳は通用しない世界です。

内心では『英語を6年も(大学出の人は10年も)英語を勉強してますが、どれだけ通じる?こっちは1年だよ』
と言いたくなりますが、事案対応の最中では言えないし、言ってはいけない言葉です。
ロンさんの人となりを知らないので、何とも言えませんが、
一般的には私はあまり人に「国際捜査官」は勧めません。
これは!と思う部下・後輩には勧めますけど・・・。

全国転勤がなしで特殊な役職というのは、あまり多くはないですが
特殊技能に秀でた海上保安官は多いです。
鑑識・捜査技能・環境(公害)分析・武道・情報通信系など。
そして管区の鑑識指定船・環境分析指定船・特警船・機動情報隊などに行く例はあります。

人それぞれに事情はあり、一概に管区から出たがらない公務員が悪いとは思いませんが、
学校に入る前から行く先を絞って考えるのではなく、広い目で業務を見てください。
一生、特定の業務だけをまっとうできる「職人の時代」は終わったのです。
良くも悪くも、広く業務の出来る人間が必要とされています。


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